ロック・フィールド神戸本社のシンボリックな存在でもある「オリーブの森」「元気の木」をモチーフとしてバス全体をキャンバスと見立て、まさに文字通りバスを包み込む(ラッピングする)イメージで制作。
具体的には、バスの側面2面と背面をそれぞれ個別のシーンとして捉えて、左側面(社員さんが乗降される側)は「元気の木保育室」をメインイメージで。
まだ世の中に企業内保育室がなかった頃からいち早く取り入れられ、今ではすっかりと企業の特徴のひとつとなっています。
働く女性(家族)を支えることはもちろんですが、子どもたちには両親(家族)の働く姿を間近で見ながらも、のびのびと育っていく。その保育室の「元気の木(滑り台)」を描きました。摂津本山駅などで停車中に、歩行者の方々により目に留まるデザインとしています。
右側面は神戸の空・海と、緑地整備のひとつとして植樹されている「オリーブの木」。常に環境に配慮した、地球にやさしいSOZAIづくりをされている企業理念と神戸の自然とを描き重ねています。こちらは主に反対通行の車からのビュー、もしくは道路を挟んでの歩行者からの遠景のビューとなりシンプルな構図でバスの長さをいかしパノラマビューとなるように描いいています。
両面とも、イラストタッチでありながらも遠目からくっきりと分かる、境界のはっきりとするベクトル(曲線の罫線で構成された)の中に水彩のテクスチャーを入れ込んだデザインとしました。
背面には「SDGs」を表現。さらなる「豊かな食の未来を届ける」を目指して・・・持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsへ、企業が取り組まれる意思表示を表現しています。